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【市況】米国株見通し:アジア・欧州株安受け売り先行か、警戒残り様子見も


『米株式市場』


10日のNY市場はまちまち。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長による議会証言で、追加利上げの可能性を示しながらも「米国経済はかなり回復しているが、課題は残っている」「高齢化が労働参加率に影響」などと先行きの不透明要因を指摘。市場には「ハト派的」と受け止められたため、米国株は終盤にかけて失速した。ダウ平均は99.64ドル安の15914.74。


11日は上海と東京の株式市場が休場となったが、香港などアジア株が下落。欧州市場も総じて大幅安、また原油価格が再び軟調推移となっており、リスク回避の動きが広がるなか米国市場は売り先行の見通し。イエレン議長は24時から上院銀行委員会で再び議会証言に臨むが、内容は前日と同じとみられ、株売り・ドル売りは一巡する可能性はあろう。ただ、市場の警戒感は後退しておらず、様子見ムードが強まる展開となりそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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