市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは99ドル安、イエレン氏証言を好感もメディア関連株や原油相場が重し


10日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は99.64ドル安の15914.74、ナスダックは14.83ポイント高の4283.59で取引を終了した。欧州株式が全面高となり買いが先行。注目のイエレン議長の議会証言では金融情勢が以前ほど強くはなく、中国を巡る海外経済の不透明感が米国経済に影響を与える恐れがあるとの認識が示され、ダウは一時200ドル近く上昇する場面もあった。しかし金利を再び下げる事は想定していない等の発言をきっかけに上げ幅を縮小。引けにかけては原油相場への警戒感やメディアセクターに売りが広がり、結局ダウは100ドル近い下落となった。セクター別では、耐久消費財・アパレルやヘルスケア機器・サービスが上昇する一方でメディアや半導体・半導体製造装置が下落した。

ウォルト・ディズニー(DIS)は予想を上回る決算を発表したものの、メディアネットワーク部門の減益が嫌気され下落。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)やメディアのバイアコム(VIA)などのメディア関連企業も軒並み連れ安となった。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)はマーケット終了後に発表される第4四半期決算に楽観的な見方が広がり、上昇した。

ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は、マーケット終了後に10-12月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均