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2016年02月10日14時45分

【経済】株高ならFRBの作戦勝ちか


 10日(日本時間11日午前0時開始予定)に行われるイエレンFRB議長の議会証言では、インフレ見通しや利上げペースについての見解に対する市場の関心が高い。ひとつの参考となる1月27日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明では「エネルギーや輸入価格の下落による一時的な影響が消え、労働市場がさらに力強さを増せば、中期的にインフレ率が2%に向かって上昇すると予想される」との見解が示されていた。

 イエレンFRB議長が今回の議会証言でインフレ見通しや労働市場について1月のFOMC声明と同様の見解を示した場合、年内複数回の利上げは可能との思惑が台頭し、ドルを買い戻す動きが広がっても不思議ではない。

 ただし、一部の市場関係者は「イエレンFRB議長は金利見通しについて明確な発言は避ける」と予想している。イエレンFRB議長が「政策金利の道筋は今後入手する経済指標の内容次第である」と強調すれば、利上げペースについて市場が予断を持つことは難しくなり、急激な相場変動は避けられるかもしれない。株式市場が反発すれば、FRBの作戦勝ちと言えるかもしれない。
《MK》

 提供:フィスコ

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