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【市況】祝日前にポジション圧縮の流れも強まりやすい/後場の投資戦略


日経平均 : 15,699.85 (-385.59 )
TOPIX  : 1,270.07 (-34.26 )

[後場の投資戦略]

 金融株の弱い動きが続くなか、通信株が軒並み下げており、日経平均の重しとなっている。日経平均は直近安値とのダブル・ボトム形成をあっさり拒否される格好となり、目先底が確認しづらい状況である。ファナック<6954>の上昇インパクトは限られてしまっている。
 10日の米国市場ではイエレンFRB議長の議会証言を控えており、米利上げペースが鈍るとの思惑等もあるため、これを見極めたいとする模様眺めムードが強まっている。指値状況が薄い中をインデックスに絡んだ商いに振らされやすい。週末にオプションSQを控えているが、明日は祝日となるため、よりポジション圧縮の流れも強まりやすいと考えられる。
 もっとも、先行き不透明感が強い中での下げであり、翻弄されている感はみられない。反対にファナックのほか、OLC<4661>やSMC<6273>など、個別に材料のある銘柄への物色は根強い。個別に材料のある銘柄への循環物色が続こう。(村瀬智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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