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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,800円~16,300円。

 米ダウ平均は、原油相場が一時27ドル台まで下落したことを嫌気し、下げ幅が150ドルドル近くなる場面もあったが、明日のイエレンFRB議長の議会証言を前に、ポジションを調整する動きから下げ幅を縮小して取引を終了。シカゴの日経先物も、売り先行から16,000円の大台を割り込む水準での取引が続いていたが、ドルが比較的堅調だった影響もあって小幅高で取引を終えたことから、東京市場の日経平均もやや買い優勢からプラス圏での取引開始が想定される。

 一巡後は、急落による短期的な割安感からリバウンドを望みたいところだが、原油価格の反発や、ECB総裁の追加緩和策検討のコメントなど、ポジティブな材料があって大幅上昇した前回(1/22)と違い、今回は特に目立つ買い材料が存在しないことから期待は薄い。イエレンFRB議長の議会証言を控え、一部ショートポジションの買戻しの動きは見られる公算だが、為替市場での動きは依然不安定な状態であるなど、積極的な押し目買いを入れ難い状況だけに、マーケットは概ね上値の重い神経質な展開となりそうである。

 テクニカル的には、引き続きボリンジャーバンドの-1σ(16,559円前後)~-2σ(16,008円前後)のレンジ内取引が推測されるが、先物主導の売り仕掛けで16,000円の大台を割り込んでの、-2σをブレイクする可能性も十分視野に入れておきたい。

 新興市場のジャスダック平均は、日経平均同様に強硬な下値メドが見当たらないことから、ボリンジャーバンドの-1σ(2,406ポイント前後)~-2σ(2,338ポイント前後)の間で値動きとなりそうで、マザーズ指数は、750ポイント~700ポイントが下値メドとなるだろう。

 本日の予想レンジ 15,800円~16,300円。(ストック・データバンク 編集部)

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