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【通貨】あすの為替相場見通し=リスクオフの継続を注視、115円維持が焦点に

 今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、リスクオフ相場が継続するかが焦点となりそうだ。予想レンジは1ドル=114円20~116円20銭。

 この日は、海外株安を受けて、日経平均株価が急落。為替相場も一時、114円20銭台まで急激な円高が進行した。防衛ラインとみられていた115円を割り込んだものの夕方に入り、再度115円台を回復。今後の相場展開をみるうえで115円台を維持できるかが、注目点となりそうだ。

 8日の欧州市場ではドイツ銀行の株価が一時10%を超える急落。ユーロ圏最大の経済国ドイツの最大手銀行の株価急落は大きな波紋を投げかけ、世界の市場のリスクオフ要因に働いた。ギリシャ不安の再燃も懸念され、欧州市場が再度、キナ臭さを増すなか、今晩の欧州や米国市場の動向が注目される。急激な円高が進んだだけに、値ごろ感からのドル買い・円売りが流入するかがポイントとなりそうだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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