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【材料】モスフードサービス---4?12月期経常利益が大幅増益。通期計画を超過


モスフードサービス<8153>は日本生まれのハンバーガーチェーン「モスバーガー」を主にFC(フランチャイズ)形式で運営。モスバーガーのほか、紅茶の「マザーリーフ」や日本食の「あえん」なども展開している。海外でもアジアを軸にモスバーガーを出店。2015年12月末現在の店舗数は1752店舗(国内1428店舗、海外324店舗)となっている。2008年にはドーナツ専門店「ミスタードーナツ」を運営するダスキンと資本・業務提携。同社が3月末、9月末の保有株主に対して発行する株主優待券は、同社店舗のほか、ミスタードーナツでも利用可能となっている。

2016年3月期第3四半期は、売上高で前年同期比8.0%増の533.78億円、経常利益で同164.2%増の31.44億円と既存店の好調などを理由に増収増益となった。経常利益は通期計画の25.00億円に対する進捗率が125.8%と大きく上回った。
2016年3月期通期は、売上高が前年同期比4.8%増の695.00億円、経常利益で同54.4%増の25.00億円と昨年11月に上方修正した予想を据え置いた。

同社は2016年3月期までを「成長への布石期」とし、2017年3月期からを「成長期」と位置づけている。現在は、成長期への移行を目指して、国内では商品力の強化やネット注文の促進、朝食マーケットの開拓などを推進。また、モスバーガーに次ぐ新業態の確立にも取り組んでいる。海外ではモスバーガーブランドを「世界のブランド」に成長させるため、アジアのほか、オセアニア、欧州、北米なども視野に出店を検討していく考えである。

《SF》

 提供:フィスコ

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