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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,200円~16,800円。

 米ダウ平均は、ユーロ圏の株式市場が軟調だったことや、原油減産の見通しが後退し、WTI先物が再び30ドルの大台を割り込んだことを嫌気して大幅反落。シカゴの日経先物も、欧米市場の大幅下落に加え、為替市場でドルが急落(円は急騰)していることを懸念し大幅安となっていることから、東京市場の日経平均も売り先行での取引開始となるだろう。

 一巡後は、約1年3ヶ月振りの円高を記録するなど、追加緩和策の期待が完全に剥がれ落ちた失望や、依然出口の見えない原油安に対する過度な不安から、多くの参加者がポジション調整を急ぐ公算で、また、追証による処分売りも急増することが懸念されることから、マーケットは下値を模索する値動きから、1/21の直近安値(16,017円)を試す展開が想定される。

 テクニカル的には、昨日のリバウンドでボリンジャーバンドの-1σ(16,721円前後)を回復したが、シカゴの日経先物にさや寄せする形で取引開始となれば、始値から-1σを割り込むのは必至なだけに、-1σ~-2σ(16,204円前後)のレンジ内取引となりそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、日経平均同様に下値支持線が見当たらないことから、ボリンジャーバンドの-1σ(2,421ポイント前後)~-2σ(2,354ポイント前後)の間で取引が予想され、マザーズ指数は、750ポイントが目先の下値メドとして意識され、維持出来なければ700ポイントが次の下値メドとなるだろう。

 本日の予想レンジ 16,200円~16,800円。(ストック・データバンク 編集部)

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