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【市況】明日の株式相場見通し=勢い継続し買い先行、二番底形成なるかを注視

 あす(9日)の東京株式は、外国為替市場で円安・ドル高基調が継続すれば、きょう後場の勢いを継続し、買い先行となりそうだ。また、あすの決算発表は大手ゼネコンなど建設株を中心に実施されるが、ほぼ終盤にさしかかってきた。

 市場関係者からは「1月21の取引時間中の安値1万6017円を一番底とすると、きょうの安値1万6552円で二番底をつけた可能性もある。明日は25日移動平均線(1万7296円=8日)奪回が射程圏に入ってくる」との見方がでていた。

 きょうの東京市場は、前週末の欧米株市場が総じて安かったことや、外国為替市場で1ドル=116円台で推移していたこともあって、前場は買い手控えムードの強い推移となった。後場に入ると、一時1ドル=117円台半ばまで円安・ドル高が進行したことが買い手掛かり材料となり一時、前週末比279円高まで買い進まれる場面もあった。日経平均株価は同184円71銭高の1万7004円30銭と5日ぶりに反発した。

 日程面では、1月のマネーストック、1月の工作機械受注に注目。海外では、米予算教書、米大統領ニューハンプシャー州予備選、2月の国際エネルギー機関IEAの石油市場月報が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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