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【材料】東洋紡が買われる、第3四半期累計は24%営業増益で着地

 東洋紡<3101>は、一時前週末比8円高の160円まで買われている。同社は今日の午後1時、16年3月期第3四半期累計の連結決算を発表した。売上高は前年同期比1%増の2578億6500万円、営業利益は同23.9%増の155億1200万円で着地した。

 フィルム・機能樹脂事業は、液晶市場の調整や中国の景気減速、国内自動車生産台数減少などの影響を受けたものの、フィルム事業における、新製品の拡販や新設備関連費用の減少により、前年同期に比べて減収増益となり、産業マテリアル事業は、スーパー繊維や機能フィルターが好調に推移したものの、エアバッグ用基布が苦戦し、減収増益となった。ヘルスケア事業は、機能膜事業が堅調に推移したものの、バイオ事業、メディカル事業が苦戦し、前年同期に比べ、減収増益となった。繊維・商事事業は、アクリル繊維が苦戦したものの、テキスタイルは堅調に推移し、前年同期に比べて増収増益となった。不動産事業、その他事業では、不動産、エンジニアリング、情報処理サービス、物流サービス等のインフラ事業が、それぞれ概ね計画どおりに推移した。
《MK》

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