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【通貨】東京為替:ドル底堅い値動き、日本株の下げ幅縮小で


8日の東京外為市場で、ドル・円は底堅い値動きとなり117円を回復した。安寄りした日経平均株価の下げ幅縮小を受けた値動き。


ドル・円は、前週末に米雇用統計が強弱まちまちだったことから116円30銭まで下げた後に急反発し、117円43銭まで上昇。その後は116円後半で推移した。週明け東京市場では、日経平均が安寄りしたものの下げ幅を縮小したことから、ドルは底堅く推移し、117円前半で推移した

日経平均は目先プラス転換の可能性があり、米3月利上げへの期待が広がっていることはドル相場を下支えする要因になるとみられる。また、8日には北朝鮮が長距離弾道ロケットを発射したが、日本の領域外に着弾したことで直接的な被害を受けなかったことも、リスク回避の円買いを弱めている。

ただ、ランチタイムの日経平均先物は伸び悩んでいるほか、原油価格が引き続き安値圏推移のため、市場の警戒感は後退していないもよう。


ここまで、ユーロ・ドルはもみあい、1.1134ドルから1.1150ドルで推移。また、ユーロ・円は下げ渋り、130円15銭から130円66銭で推移。

【経済指標】
・12月経常収支:+9607億円(予想:+1兆517億円、11月:+1兆1435億円)
・12月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+0.1%(予想:+0.7%、11月:0.0%)

【要人発言】
・1委員:日銀金融政策決定会合(1月28-29日)
「マイナス金利は金融機関や預金者の混乱・不安を高め2%目標への理解が乏しいなかで誤解を増幅する恐れがある」
・岸田外相
「強い内容の決議を迅速に採択する必要性はいっそう高まった。関係各国との連携を強めていきたい」

《TY》

 提供:フィスコ

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