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【市況】東京株式(寄り付き)=米株安や地政学リスク受け続落

 週明け8日の東京株式市場は売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前週末比198円安の1万6620円と続落。前週末の欧州株市場は総じて軟調に推移したほか、米国株市場ではNYダウが200ドルを超える下げをみせるなどリスク回避の動きが再燃している。

 注目された米雇用統計では、失業率などは改善したものの非農業者部門の雇用者の増加数が市場コンセンサスを下回った。12月分も下方修正されるなど、米景気の不透明感が強まるなか3月の利上げ見送りの可能性も出てきた。また、前日に北朝鮮がミサイルを発射したことで改めて地政学リスクも意識されている。日経平均は前週末まで4日続落し、急速な下げに伴う値ごろ感も生じてはいるが、外国為替市場での円高進行に対する警戒感も漂うなかで、引き続き主力株中心に買いが入りにくい環境にある。寄り付き時点で業種別では33業種中、海運を除きほぼ全面安。値下がりで目立つのは鉱業、鉄鋼、証券、保険、ガラス土石など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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