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2016年02月08日08時20分

【市況】米国の金融政策への思惑、トヨタ自の決算反応に注目/オープニングコメント


 8日の日本株市場は不安定な相場展開になろう。5日の米雇用統計の結果を受けた市場反応が注目される。雇用統計については就業者数の伸びは市場の予想を下回る15万1000人とやや勢いに欠けたが、失業率は4.9%に下がり、ほぼ8年ぶりに4%台まで改善した。この結果を受けた5日の米国市場では、追加の利上げ観測が再燃しており、これが嫌気される格好からNYダウは211ドル安となっている。

 米国ではこのところ予想を下回る経済指標の発表が相次ぎ、3月の利上げ観測が後退しており、これがドル売りを強める要因につながっていた。しかし、強弱入り混じる結果となり、利上げ観測が強まったものの、円相場は1ドル116円台での推移となり、シカゴ日経225先物清算値は16560円をつけている。日経平均は1月21日安値を目先底として意識している状況であるが、これに接近する局面となる中、センチメントはより悪化することが警戒される。

 また、今週はイエレンFRB議長証言や米小売売上高の発表も予定されており、米国の金融政策への思惑に振らされやすい相場展開になりそうだ。物色では決算を手掛かりとした個別対応となろうが、中国が旧正月(春節)となり、インバウンドや民泊といった関連銘柄に関心が向かいやすい。その他、トヨタ自<7203>が5日大引け後に第3四半期決算を発表。同社が売り一巡後にアク抜けとなれば、センチメントを明るくさせよう。
《AK》

 提供:フィスコ

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