市場ニュース

戻る
 

【市況】NY原油先物週間見通し:こう着か、OPEC協議は不透明、ドル安なら下支えも


■NY原油先物
安値:29.40ドル
高値:34.18ドル
終値:30.89ドル
前週末比(騰落率):-8.12%

■下落、中国景気減速懸念等による供給過剰を警戒

下落。中国景気の減速により世界的な供給過剰が深刻化することへの懸念が強まり売り注文が膨らんだ。その後、為替市場でドルが対ユーロなどで大きく下げ、ドル建てで取引される原油では割安感が強まり、一時32ドルを回復する場面もみられた。しかし、米在庫増加による供給過剰が長引くとの見方から不安定な展開となった。


■こう着か、OPEC協議は不透明、ドル安なら下支えも

想定レンジ:28.00~34.00ドル

こう着か。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による協議の開催が不透明であり、方向感の掴みづらい相場展開が続きそうだ。また、中国が旧正月(春節)を迎えることから、企業のエネルギー需要が減少、在庫増への警戒に。一方、米国では足元でドルの変動が大きく、ドル安が進む局面では原油相場の下支えになろう。

《TN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均