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【市況】5日の香港市場概況:ハンセン0.6%高と続伸、外部環境の改善が追い風


5日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比105.08ポイント(0.55%)高の19288.17ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が80.47ポイント(1.01%)高の8054.87ポイントとそろって続伸した。売買代金は554億300万香港ドルと連日で縮小し、年初からの最低に細っている(4日の売買代金は653億8500万香港ドル)。

外部環境の改善が追い風。緩和的な金融政策が継続するとの期待で、昨夜の米株が上昇した流れを継いだ。時間外取引の原油相場が安定推移したことも買い安心感を誘っている。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港金融業の東亜銀行(23/HK)が5.5%高、香港系不動産の九龍倉集団(ワーフ・ホールディングス:4/HK)が4.9%高、港湾業務の招商局国際(144/HK)が3.8%高と上げが目立った。石油や石炭のエネルギー株も値を上げている。東亜銀行に関しては、M&Aに絡む株価上昇の思惑を呼んだ。ヘッジファンドの米エリオットが同行に「身売り」を求めていたことが分かっている。

H株保険セクターもしっかり。中国太平洋保険(2601/HK)が4.2%高、中国人寿保険(2628/HK)が2.7%高、中国平安保険(2318/HK)が1.7%高、新華人寿保険(1336/HK)が1.6%高と上昇した。

なお、香港市場は春節(旧正月)のため、来週8日~10日まで休場となる。取引再開は11日。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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