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【通貨】来週の為替相場見通し=米雇用統計が相場左右、小売売上高にも注目

 来週の外国為替市場のドル円相場は、急激に進んだドル安・円高が一服するかがポイントとなりそうだ。予想レンジは1ドル=115円50~118円00銭。

 今週は1月29日の日銀によるマイナス金利政策導入の発表を受けた動向が注目されたが、急激に進んだ円安がはく落。一時、116円50銭台と1月21日以来の水準に円高が進んだ。米国の利上げ観測後退がドル売り・円買い要因となった。

 来週は今晩発表される米1月雇用統計の結果と市場の反応で相場は左右されそうだ。ドル円は116円半ばまで突っ込んだことから、値ごろ感も台頭する一方、115円台までドル安・円高が進めばトレンドは一気に円高方向に傾く可能性もある。

 8日に国内の12月国際収支と1月開催の日銀金融決定会合の主な意見が公表される。海外では、12日に発表される米1月小売売上高が注目を集めそうだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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