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【市況】東京株式(寄り付き)=続落、円高嫌気して1万7000円割れ

 5日の東京株式市場は売り先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比254円安の1万6790円と大幅続落。前週末に発表された日銀のマイナス金利導入の余韻で、週明けこそリスク選好ムードで始まった東京市場だったが、その後は上昇分を吐き出す格好となり、日経平均は1万7000円台を大きく割り込む展開に。

 前日の米国株市場ではNYダウが79ドル高と続伸したが、その背景には1ドル=116円台後半の推移とドル安・円高による企業収益へのプラス効果が背景にある。対照的に東京市場ではドル安・円高が企業収益にマイナスに働くことから、買いを手控えさせる要因となっている。足もとはマイナス金利導入前よりもさらに円高に振れていることで、投資家の警戒感も強い。また、原油市況が再び軟化していることもリスクオフの流れを助長している。寄り付き時点で業種別では33業種中、鉱業、石油を除きほぼ全面安で、値下がりで目立つのは保険、海運、電力ガス、不動産、医薬品など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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