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【材料】三栄コーポ<8119>---第3四半期好調で通期業績見通しを最終利益以外上方修正


三栄コーポレーション<8119>は、3日の引け後に16年3月期第3四半期(4-12月期)決算を発表している。売上高は前年同期比17.2%増の378.53億円、営業利益は同280.7%増の21.85億円、経常利益は同228.2%増の22.82億円、最終利益は同245.1%増の16.16億円と大幅な増益となった。

国内向けOEM事業では、専門店向けのリビング家具の売り上げが好調だったほか、定番の収納用品の売り上げも増加。リビング家具については、新たに取引を開始した顧客向けの売り上げも順調に伸長した。海外向けOEM事業においては、欧州向けクックウェアの売り上げが落ち込んだものの、米国向けキッチンウェアの売り上げは順調に積み上がった。ブランド事業では、ドイツ製コンフォートシューズ「ビルケンシュトック」の売上が引き続き好調だったほか、バッグブランド「キプリング」調理家電ブランド「Vitantonio」
や理美容家電ブランド「mod’s hair」なども堅調に推移した。

会社計画に関しては、第3四半期の実績が好調だったことから、売上高を480.0億円から490.0億円、営業利益を20.0億円から22.0億円、経常利益を20.0億円から23.0億円にそれぞれ上方修正している。なお、最終利益は第4四半期で有形固定資産の除却損や減損損失などの特別損失が見込まれるため14.0億円を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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