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【市況】4日の中国本土市場概況:上海総合指数は反発、政策期待が株価の支援材料に


4日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比41.78ポイント(1.53%)高の2781.02ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、43.72ポイント(1.53%)高の2910.08ポイントで引けている。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数が5.11ポイント(1.47%)高の353.56ポイント、深センB株指数が11.40ポイント(1.01%)高の1145.48ポイントで終えた。

政策期待が追い風。全国政治協商会議(国政助言機関)と全国人民代表大会(国会に相当)がそれぞれ、3月の3日と5日に開幕することが支援材料だ。上海総合指数が3日、引けにかけて下げ渋りをみせたことも、下値の固さを意識させている。中国人民銀行(中央銀行)がリバースレポを通じ、6日連続で巨額の資金を供給していることも一定の支えになった。上海銀行間取引金利(SHIBOR)も安定的に推移している。

業種別では、素材関連株の上げが目立つ。江西銅業(600362/SH)が5.8%高、洛陽
モリブデン(603993/SH)が5.0%高で引けた。証券株も急伸。興業証券(601377/SH)が
4.3%上昇した。銀行株や保険株、不動産株、インフラ関連株、自動車株、消費関連株なども高い。春節(旧正月、7~13日)の連休が近づく中、ホテルや空運など観光関連株も物色された。

【亜州IR】

《MK》

 提供:フィスコ

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