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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,800円~17,300円。 

 米ダウ平均は、経済指標の悪化から下落する場面も見られたが、原油価格が持ち直したことを好感し、マーケットは後半切り返し大幅反発。ただ、シカゴの日経平均先物は、米1月非製造業景況指数の悪化や、NY連銀ダドリー総裁の発言による利上げ観測後退で、ドル急落(円は上昇)を懸念し大幅安。その影響により東京市場の日経平均も、朝方は売り優勢の展開から、17,000円の大台近辺での寄り付きとなりそうだ。

 一巡後は、円が対ドルで117円台まで急騰するなど、日銀政策決定化合前の水準に戻ってしまった失望感により、マーケットは処分売りが急がれることが予想され、また、週末の米雇用統計発表を控え、積極的な押し目買いも見送られる公算であることから、指数は再び下値を模索する展開となることが想定される。

 ただ、原油価格がやや持ち直したのは好材料で、為替市場でドルが買い直されるようであれば、後半はマイナス分を埋めてプラス圏に浮上することも期待出来るであろう。

 テクニカル的には、昨日の取引で下値を支えた一目均衡表転換線(17,278円前後)を、始値から下回っての取引開始となりそうなことから、そのまま転換線が上値抵抗線として意識されそうで、下値はボリンジャーバンドの-1σ(16,756円前後)がサポートしそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、ボリンジャーバンドの中心線(2,514ポイント前後)~-1σ(2,435ポイント前後)のレンジ内取引となりそうで、マザーズ指数は、一目均衡表の雲(841ポイント前後)が下値を支えそうだが、下抜いた場合は転換線(825ポイント前後)が次の支持線として、下値をサポートすることになりそうだ。

 本日の予想レンジ 16,800円~17,300円。(ストック・データバンク 編集部)

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