市場ニュース

戻る
 

【通貨】NY為替:ドル安値更新、米追加利上げ観測が後退、ISM非製造業景況指数の悪化で


 外為市場ではドル売りが加速した。ドル・円は119円50銭から117円52銭まで下落し、22日以来の安値を更新。日銀がマイナス金利の導入を発表したあとの上昇分を消した。ユーロ・ドルは1.0927ドルから1.1080ドルまで上昇し、昨年10月末以来の高値を更新。米10年債は1.827%と、昨年2月来の低水準で推移した。


 朝方米供給管理協会(ISM)が発表した1月の非製造業景況指数(総合)は53.5と、市場予想の55.1を下回り、前月から悪化。2014年2月来の低水準となった。また、NY連銀のダドリー総裁がMNIとのインタビューで、「市場の変動が成長見通しを変える可能性がある」と発言したことを受けて、米国の追加利上げ観測が後退。連邦公開市場委員会(FOMC)の中でも、イエレンFRB議長やフィッシャー副議長とともに影響力が強いといわれるダドリー総裁の姿勢の展開が重要視されている。

《KK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均