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【市況】米国株見通し:引き続き原油相場にらみの展開、3月利上げを意識


『米株式市場』

2日NY市場は下落。石油の減産協議開催に懐疑的な見方が広がる中、原油相場が30ドルを下回る大幅下落となったことが嫌気された。ダウ平均は295.64ドル安の16153.54、ナスダックは103.42ポイント安の4516.95。

グローベックスの米株先物はNYダウで60ドル高程度を織り込んで推移している。引き続き原油相場を睨みながらの相場展開になろうが、原油先物相場は30ドルを回復して推移しており、リバウンドが意識されそうである。欧州市場は高安まちまちで推移。1月の仏サービス業PMI改定値は予想を下回ったほか、独サービス業PMI改定値も予想を下回った。ユーロ圏サービス業PMI改定値は予想通り。


経済指標ではMBA住宅ローン申請指数(先週)、ADP全米雇用報告(1月)、ISM非製造業景気指数(1月)が予定されている。ADP雇用報告は前月の25.7万人から、19.5万人へと低い数字が予想されている。もっとも、この結果によって3月利上げ観測が後退することは無さそうだ。

なお、カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は2日、このところの金融市場の混乱は驚きではないと語った。また、今年この先も、連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを押し進めて行くよう主張したと伝えている。

《TY》

 提供:フィスコ

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