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【材料】任天堂が反発、第3四半期は34.4%営業増益

 任天堂<7974>が反発、一時前日比825円高の1万8000円まで買われている。同社は2日の取引終了後、16年3月期第3四半期累計(15年4~12月)の連結決算を発表。売上高は4256億6400万円(前年同期比3.9%減)、営業利益は424億8500万円(同34.4%増)、純利益は405億5800万円(同31.9%減)だった。為替差益の減少があるものの、広告宣伝費などの削減効果などで営業利益は大幅な増益となっている。

 Wii Uでは、「Splatoon(スプラトゥーン)」が406万本、「スーパーマリオメーカー」が334万本と大ヒットを記録。ニンテンドー3DSでは、ポケットモンスターシリーズのゲームソフト発売20周年にあたる2月27日に、全世界でハード本体にシリーズ初期のゲームソフトが入った限定パックの発売を予定しており、第四半期以降はこれらの寄与が期待される。

 通期業績は売上高5700億円(前期比3.7%増)、営業利益500億円(同2倍)、最終利益350億円(同16.4%減)と従来見通しを据え置いた。

 2日はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市)とテーマパークの共同展開で基本合意したことも伝えられており、これに対する期待もあるようだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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