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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、ブレント原油先物が一時下落と欧米で株安がロシア株の売り圧力に


【ブラジル】ボベスパ指数 38596.17 -4.87%
2日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1973.87ポイント安(-4.87%)の38596.17で取引を終えた。40563.78から38596.17まで下落し、安値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは4、値下がりは57、変わらず0であった。

この日発表のブラジルの12月鉱工業生産が前月比横ばい予想に反して減少継続となったことや、NY原油先物が一時29.81ドルまで下落したことが、ブラジル株の売り圧力になった。また、銀行大手のイタウ・ウニバンコ(ITUB4)が、第4四半期に滞納率や貸倒引当金が増加したと発表し、大幅な株安になったこともボベスパ指数を圧迫したとの見方。

【ロシア】MICEX指数 1758.26 -0.84%
2日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比14.95ポイント安(-0.84%)の1758.26で取引を終了した。1785.75から1749.90まで下落した。

ブレント原油先物が一時32.23ドルまで下落したこと(前日引け34.24ドル)、欧米で株安になったことが引き続きロシア株の売り圧力になった。また、格付け会社フィッチが、ロシアの2016年経済成長見通しを+0.5%から-1.0%に下方修正したといわれることも、株安につながったもよう。

【インド】SENSEX指数 24539.00 -1.15%
2日のインドSENSEX指数は続落。前日比285.83ポイント安(-1.15%)の24539.00、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同100.40ポイント安(-1.33%)の7455.55で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は、終盤に下げ幅を急速に拡大させた。利下げの先送りが嫌気された。インド準備銀行(中央銀行、RBI) は2日、政策金利を6.75%に据え置くと発表。国内外の経済状況などを引き続き注視すると発言した。

【中国本土】上海総合指数 2749.57 +2.26%
2日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比60.72ポイント高(+2.26%)の2749.57ポイントと反発した。

安寄り後に上昇する流れ。上海総合指数が年初来安値(2638.30ポイント)に接近するなか、値ごろ感に着目した買いが入っている。元相場の安定も支え。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を元高方向に設定した。政策期待も高まる。中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が3月5日、国政助言機関の全国政治協商会議が3月3日にそれぞれ開幕すると正式発表された。

《CS》

 提供:フィスコ

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