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【市況】3日の株式相場見通し=NY原油安を嫌気して続落

 3日の東京株式市場は、引き続き外国為替市場での円相場や原油先物価格の動きに左右される神経質な展開が予想される。NY原油先物価格が再び大幅下落したことで、NY株式市場でダウ平均株価が大幅続落したことを嫌気して、売り先行の展開となりそうだ。

 2日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比295.64ドル安の1万6153.54ドルと大幅続落した。NY原油先物相場で指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近物価格が心理的フシ目の1バレル=30ドル台を割り込んだことから、市場心理が悪化して資源関連株を中心に売りが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比103.421ポイント安の4516.946と4日ぶりに反落した。
 3日の東京外国為替市場では、1ドル=119円80銭台での推移となっている。

 日程面では、黒田日銀総裁講演、日銀金融政策決定会合(12月17~18日開催分)議事要旨、1月の消費動向調査、1日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米1月のISM非製造業景況指数、米1月のADP雇用統計が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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