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2016年02月02日17時18分

【為替】欧米為替見通し:主要通貨は弱含みか、マイナス金利受けた円売りの反動で


今日の欧米外為市場では、ドルやユーロなど主要通貨は対円で弱含む展開となりそうだ。前週末に日銀がマイナス金利導入を決めた際に主要通貨の上昇が急激だったことから、その反動による利益確定売りが強まる見通し。また、原油価格の持ち直しが長続きしていないため、リスク回避的な円買いが観測されるだろう。

日銀は1月28-29日の金融政策決定会合でマイナス金利導入を決めたことで金利差拡大が意識され、ドルは+2.7%、ユーロは+2.1%と、主要通貨は対円で2%超の急激な上昇となった。ただ、足元では日銀による追加金融緩和の効果がやや薄れている。2日のアジア取引時間帯にオーストラリア準備銀行(中銀)は市場の予想通り現行の金融政策の据え置きを発表。その際に豪中銀は最近の金融市場の混乱に言及したうえで緩和的な姿勢を示したことが利益確定売りの手がかりとなり、豪ドル売り・円買いに振れた。これをきっかけにドル・円など他の通貨でも利益確定売りの動きが広がった。

また、原油価格の不安定な値動きも、リスク回避的な円買いを誘っている。産油国による協調減産への期待感から米原油先物ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は前週末には34ドル台まで持ち直していたが、イランの原油輸出再開が見込まれることで世界的な供給過剰懸念から再び30ドル台まで下落。市場には原油安への警戒が再燃し、リスク回避的な円買いフローが観測される。ある邦銀関係者は「ドルなど主要通貨にはマイナス金利導入に続く買い材料が乏しく、結局原油にらみの取引になっている」と指摘。原油価格が持ち直さない場合にはマイナス金利導入の効果も薄れそうだ。

【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・1月失業率(予想:6.3%、12月:6.3%)
・18:30 英・1月建設業PMI(予想:57.5、12月:57.8)
・19:00 ユーロ圏・12月生産者物価指数(前年比予想:-2.8%、11月:-3.2%)
・19:00 ユーロ圏・12月失業率(予想:10.5%、11月:10.5%)
・19:00 ジョルダン・スイス中銀総裁講演(スイス経済と金融政策)
・03:00 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁講演(米経済)

《SY》

 提供:フィスコ

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