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2016年02月02日14時14分

【特集】リアルワールド Research Memo(9):クラウド事業拡大のための先行投資により減益に


■業績動向

(2) 2015年9月期連結業績の概要

リアルワールド<3691>の2015年9月期連結業績は、売上高が前期比34.2%増の3,711百万円、営業利益は同26.1%減の145百万円と、大幅増収ながら2ケタ営業減益を強いられる格好となった。

大幅増収となったのは、マークアイを子会社化したプラス効果に加えて、クラウドソーシングサービスが拡大したことが主要因。売上総利益は同41.7%増の1,747百万円と増益を確保、売上総利益率は前期の44.6%から47.1%へ上昇した。にもかかわらず、営業減益となったのはクラウド事業で積極的な投資を行ったことに伴うコスト増や、マークアイののれん代の償却費などにより、販管費が前期に比べ564百万円増加し1,602百万円となったことによる。

セグメント別では、クラウド事業の売上高は同34.8%増の3,678百万円と拡大、セグメント利益も同29.5%増の692百万円と増益を確保した。内訳を見ると、クラウドメディアサービスが同2.8%減の2,400百万円となったものの、クラウドソーシングサービスが同392.1%増の1,277百万円と急拡大したことがプラス要因として働いた。一方、ポイントエクスチェンジ事業の売上高は33百万円となり前期比11.2%の減収となったが、セグメント利益は同101.7%増の22百万円と大幅増益を確保した。

マークアイの子会社化を反映し2月に発表された会社予想(売上高4,000百万円、営業利益300百万円)※対比では、売上高、営業利益ともに予想を下回った。これは、クラウドソーシングサービス拡大のためのシステム構築が当初予定より複雑化したために、同事業の立ち上がりが遅れたことが主要因。

※期初会社予想は売上高3,500百万円、営業利益300百万円であったが、マークアイの影響を勘案して2015年2月13日に予想を修正した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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