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【特集】リアルワールド Research Memo(3):クラウドメディアサービスとクラウドソーシングサービスが2本柱


■事業の内容

同社グループは、リアルワールド<3691>のほか子会社4社により構成され、「Gendama」「REALWORLD」のクラウドメディアサービス(企業の販売促進等にかかるインターネット広告を収益とする)と、「CROWD」サイト会員を活用した企業のBPO※1事業を行うクラウドソーシングサービスからなるクラウド事業、及びクラウド事業の会員に付与されるポイントの交換サービスを提供するポイントエクスチェンジ事業の2つからなる。2015年9月期の売上構成比(セグメント利益額)は、クラウド事業99.1%(692百万円)、ポイントエクスチェンジ事業0.9%(22百万円)。

※1 Business Process Outsourcingの略。自社の業務プロセスの一部を外部の企業に委託すること。

●クラウド事業
同社の運営するサイトに登録した会員※2が同社のサービスにおいて行ったアクションにより同社グループが収益を獲得し、その一部を会員に還元する事業モデルで、クラウドメディアサービスとクラウドソーシングサービスの2つで構成される。2015年9月末時点における総会員数は917万人、アクティブ・ユニーク・ユーザー(期末から遡る6ヶ月間において同社のサービス等で報酬を得たユーザー)数は68万人。

※2同社グループが運営するサイトに登録した会員をクラウド会員と定義。

クラウドメディアサービスにおいてはインターネット広告(成果報酬型広告及び純広告)が、クラウドソーシングサービスにおいてはBPO等の業務委託収入が同社の主な収益となり、同社は会員に対してサービスごとに同社のポイント(Gendamaポイント、CROWDポイント等、これらのポイントをまとめてRWポイントと言う。なお、ポイントは現金、電子マネー及び商品券に交換が可能)を付与する仕組み。2015年9月期のクラウドメディアサービスの売上高は2,400百万円(クラウド事業における売上構成比65.3%)、クラウドソーシングサービスは1,277百万円(同34.7%)であった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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