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【特集】リアルワールド Research Memo(2):ポイントに着目し、ビジネスモデルを構築


■会社の概要・沿革

リアルワールド<3691>は、「ネットからリアルへ。」というミッションを掲げ、インターネットを通じて豊かな暮らしを実現する事業を展開する。具体的には、時間や場所に関係なく、自分のペースで働くことができるクラウドソーシングサービス、ネットショッピングやサービスの利用でポイントを貯めることができるクラウドメディアサービス、貯めたポイントを現金や電子マネーに交換することができるポイントエクスチェンジサービスを提供している。2015年12月にはビットコインに交換するサービスも開始している。2014年9月にクラウドソーシング事業の認知度、信用力の向上と、資金調達を目的として東証マザーズ市場に株式を上場した。

代表取締役社長である菊池誠晃氏により、クラウドメディアである「Gendama」の事業展開を目的として2005年7月に設立された。2006年7月にはポイント交換を主目的とした(株)ポイントスタイルを設立(2011年11月に吸収合併)。さらに、2008年12月に作業をこなして貯める、クラウドソーシングサービス「CROWD」を開始し、事業基盤を拡大。2011年4月にはサイバーエージェント<4751>から「ライフマイル」を事業譲受し、買物をしてポイントを貯めるクラウドメディアサービス「ライフマイル」を開始し、現在の事業基盤が整った。

アジア地域における市場調査及びクラウド事業展開をにらみ2011年12月にシンガポール、2012年7月にインドネシアへそれぞれ子会社を設立した。一方、国内では、2014年12月に知的財産に関する総合コンサルティング事業を行うマークアイを子会社化。2015年2月にはインターネット・メディア事業を展開するクックパッド<2193>が同社に資本参加するなど、クラウドソーシングの事業基盤の強化・拡大を狙った動きを加速している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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