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【経済】中国:東北3省で北朝鮮労働者増加、外貨収入は年1億米ドル以上


「国境の町」である中国遼寧省の丹東市などで、北朝鮮から大量の労働者が流入し続けている。同省を含む東北3省では、多くの働き手が高賃金を求めて広東省などの他省へ移動。北朝鮮から流入したこれらの“新戦力”が人手不足を補う格好となっている。参考消息網が1日付で伝えた。
北朝鮮から東北3省にこれまで流入した正規労働者の数は3~4万人、非正規労働者を含めると10万人に達するとされる。中国側がこうした北朝鮮労働者を雇うメリットは賃金の安さ。平均で2000人民元(約3万6000円)という水準だ。
北朝鮮側のメリットも大きい。まず、中国向けの輸出が減少するなかで、国内の余剰人員の受け皿になることが挙げられる。また、中国で働く労働者全体で、年間1億4000万~1億7000万米ドルの外貨収入を獲得できるという。東北エリアの労働力需給に関しては、両国が「ウィンウィンの関係」にあると指摘されている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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