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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 17,600円~17,900円。

 米ダウ平均は、原油価格下落を懸念し、一時は150ドル以上下げる場面もあったが、米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長の発言で、利上げペースが緩やかになるとの思惑から下げ幅を縮小して取引を終了。シカゴの日経平均先物は、東京市場が前日に大きく上昇した反動もあり、大証の終値に比べ(日中比)130円安(円建て)と、下落して取引を終えており、東京市場の朝方も売り先行から、マイナス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の会合開催が決まらないとの報道で、減産による原油価格維持の期待感が後退したことから、エネルギー関連セクターは改めて売り直される公算で、その他の主力銘柄も連日の上昇で、処分しやすい位置まで値上がりしてきたことから、短期的な利益確定により上値の重い展開が推測される。

 ただ、12月高値の暴落から半値戻しを達成するなど、一旦は売り優勢となってもおかしくない水準で、また、主要企業の決算が本格化している点も、ここからは内容を見極めたい参加者が多いことから、十分想定内の調整として神経質な値動きとならないことが予想されそうだ。

 テクニカル的には、ローソク足の実体(始値と終値)で上回ってきた、25日移動平均線(17,605円前後)が支持線として下値を支えそうで、上値は心理的節目である18,000円が目先のメドとなりそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、一目均衡表の基準線を支持線(2,509ポイント前後)とし、上値は25日移動平均線(2,523ポイント前後)抵抗線となりそうだが、意外安となった場合は、昨日の上窓(2,480ポイント)を閉めるところまでの下落も考えられ、マザーズ指数は、引き続き200日移動平均線(877ポイント前後)が抵抗線になるだろう。

 本日の予想レンジ 17,600円~17,900円。(ストック・データバンク 編集部)

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