市場ニュース

戻る
2016年02月02日08時02分

【特集】【中国の視点】日銀のマイナス金利政策、新たな通貨戦争引き起こすか


日本銀行は1月29日、史上初となるマイナス金利の導入を発表した。これを受け、円安が急速に進んだほか、人民元の為替レートも乱高下な展開を示した。日銀は、マイナス金利の導入を通じ、日銀に滞留している市中銀行の資金を個人や企業に積極的に貸し出しよう促す目的だと説明した。

一方、中国の専門家は、日銀のマイナス金利の導入について、円安誘導が目的だとの見方を示した。これを機に、各国の中央銀行がまた通貨戦争を始める可能性があると警告した。

また、人民元と連動する通貨バスケットの中で、円が14.7%を占めているため、元の下落圧力も高まっていると指摘した。

ただ、エコノミストの中で、通貨安を通じて自国の輸出促進やデフレを脱却させるという手法について、効果が限定的だとの見方が多い。通貨安政策が進められている日本とユーロ圏の輸出は、大きな効果がみられていないと強調されている。

なお、マイナス金利の導入が発表された1月29日に、円は元に対して2.2%(オフショア市場)下落(円安)し、2014年10月31日以来の下落幅を記録した。
《ZN》

 提供:フィスコ

【関連記事・情報】

日経平均