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【市況】1日の中国本土市場概況:上海総合1.8%安と反落、大型株が下げ主導


週明け1日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比48.75ポイント(1.78%)安の2688.85ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、51.08ポイント(1.78%)安の2813.68ポイントで引けている。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数が4.29ポイント(1.24%)安の340.57ポイント、深センB株指数が13.99ポイント(1.22%)安の1132.78ポイントで終えた。

国内景気の先行き不安が強まる。寄り付き前に公表された今年1月の中国製造業PMIで、前月実績(49.7)と事前予想(49.6)を下回る49.4に低迷したことが嫌気された。その後に発表された財新の1月中国PMIは48.4となり前月(48.2)を上回ったが、景況判断の分かれ目となる50を11カ月連続で下回っている。中国人民銀行(中央銀行)は先週に続き、連日でリバースレポを通じて資金供給したものの、特に好感する買いはみられない。

時価総額上位の銘柄が下げを主導する。中国石油天然気(601857/SH)が2.8%安、中国建設銀行(601939/SH)が2.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が3.1%%安で引けた。中国石油天然気は通期業績が大幅減益になるとの見通しを示している。インフラ関連株も安い。ゼネコンの中国中鉄(601390/SH)が3.8%下落した。素材関連株、不動産株、自動車株、運輸株、ITハイテク関連株なども下げが目立っている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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