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【市況】値ごろ感ではなく、リバランスの流れが一巡するのを見極める必要【クロージング】


1日の日経平均は大幅に続伸。346.93円高の17865.23円(出来高概算35億株)で取引を終えた。引き続き日銀によるマイナス金利政策を受けた物色が続いており、ノンバンクや不動産が買われる一方で、銀行株が終日軟調な展開だった。また、円相場が円安に振れて推移していることから、ハイテクや自動車などへの見直しが見られている。さらに決算が本格化する中、決算内容を評価する商いなども目立っている。

マイナス金利政策を受けたリバランスについては、メガバンクは過剰に売られる格好だが、値ごろ感というよりはリバランスの流れが一巡するのを見極める必要があろう。スプレッドが拡大しているため、よりリバランスの流れが強まりやすく、値ごろ感からの買いは慎重であろう。

原油相場の落ち着きが見られてきており、外部環境も安定化に向かっているようである。中国は依然として不透明ではあるが、鉄鋼業界の再編機運により見直しに向かわせやすい。決算が本格化しているため業績を見極める必要があるが、これまで売り込まれていただけに、決算内容が嫌気されて一段安となるのであれば、押し目拾いの好機にもなりえそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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