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【市況】11時時点の日経平均は大幅続伸、不動産・ノンバンクなどへの買い続く


11時00分現在の日経平均株価は17761.01円(前週末比242.71円高)で推移している。1月29日の米国市場では、日本銀行が金融政策決定会合で予想外のマイナス金利導入を発表したことが材料視され、NYダウは396ドル高となった。こうした流れを受けて日経平均は181円高からスタートすると、朝方に一時17821.37円(同303.07円高)まで上昇する場面があった。その後も堅調な展開が続いている。なお、先ほど発表された中国の1月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.4となり、市場予想をやや上回った。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>などが堅調。三井不<8801>、住友不<8830>などの不動産株や、オリックス<8591>などのノンバンク株といった金融緩和のメリットを受ける業種が引き続き買われている。前週末に決算発表したソニー<6758>、村田製<6981>、NTTドコモ<9437>、業績予想を上方修正した資生堂<4911>は10%を超える上昇に。また、リニカル<2183>、セイコーエプソン<6724>、日新製鋼<5413>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といった銀行株が大きく売られている。第一生命<8750>が12%安と急落しているほか、決算発表したJAL<9201>は5%安。ファーストリテ<9983>、ケネディクス<4321>もマイナス圏で推移している。また、トクヤマ<4043>、トプコン<7732>、オルトプラス<3672>などが東証1部下落率上位となっている。

《HK》

 提供:フィスコ

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