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【材料】アクセル<6730>---各利益は会社計画を大幅に上回るも、市況悪化を懸念し通期業績は据え置き


アクセル<6730>は、28日の引け後に16年3月期第3四半期(4-12月期)決算を発表している。売上高は77.19億円、営業利益は6.11億円、経常利益は5.91億円、最終利益は4.08億円となった。

主力製品のパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIは昨年末にかけて実施された自主規制前の駆け込み需要により上期では堅調な販売動向を示したものの、今第3四半期においては反動から低調な販売となった。

通期計画は、売上高は前年比0.7%減の110.0億円、営業利益は同85.4%減の2.4億円、経常利益は同85.5%減の2.4億円、最終利益は同85.2%減の1.65億円と減収減益予想となっている。これは今後の成長を見据えて研究開発費を大幅に増額したことが理由だ。
通期計画に対して、現時点で各利益は通期計画を大幅に上回っているが、市場動向に不透明感が強まっていることや、第4四半期に積極的な研究開発投資を見込んでいることなどを総合的に検討した結果、見直しを実施する状況ではないとしている。

《SF》

 提供:フィスコ

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