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【材料】三社電機製作所---パワー半導体を併せ持つ産業用電源機器メーカー


三社電機製作所<6882>は、パワー半導体および電源機器を自社開発・製造・販売するメーカー。「パワー半導体技術と電源機器技術の融合」がコンセプト。近年注目のSiCをはじめとする様々な電源機器用パワー半導体と、メガソーラー発電用パワーコンディショナなどの大型電源機器から光源機器用電源、表面処理(めっき)用電源、溶接機など、大電力から小電力までの多様な産業用電源機器を国内外で提供することで、エレクトロニクス業界をリードしている。今後は、特に新エネルギー関連の蓄電池、燃料電池などに対応した各種インバータの強化を図る。

足元の業績では、2016年3月期第2四半期(15年4月~9月)決算は、売上高が109.43億円(前年同期比9.9%増)、営業利益が10.32億円(同36.9%増)、経常利益が10.01億円(同32.2%増)、純利益が7.28億円(同34.1%増)だった。電源機器セグメントでは、評価用大型電源システムの販売がけん引。半導体セグメントについては、主力のパワーモジュールで中国の景気減速の影響を受けた。

2016年3月期通期については、売上高235億円(前期比6.3%増)、営業利益が24億円(同4.3%増)、経常利益が24億円(同4.8%増)、純利益が15.5億円(同2.9%増)を見込んでいる。半導体事業においては、上期同様に中国の景気減速の影響を想定。ただ、電源機器においては、金属表面処理用電源や一般電源の伸長によりカバーする見通し。

《SF》

 提供:フィスコ

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