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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 17,200円~18,000円。 

 米ダウ平均は、日銀が金融政策決定会合でマイナス金利政策を発表したことや、原油価格が上昇したことを好感し大幅続伸。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)210円高(円建て)と、大幅高で取引を終えているだけに、東京市場の朝方も買い先行からプラス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、懸念材料の一つである中国関連の経済指標を見極めたいと、上値はやや重く推移する公算で、その後の展開については、10時発表の中国1月製造業PMIと、10時45分発表の中国1月財新PMI製造業の結果に左右され、内容次第では大きく下振れすることも視野に入れておきたい。

 ただ、原油価格の上昇でWTI原油価格連動型上場投信が、約3ヶ月振りに25日移動平均線(2,103円前後)を上回りそうなことや、為替市場で一段のドル高(円安)となれば、強硬な抵抗線である200日移動平均線(121円43銭前後)を突破してくるなど、ポジティブな変化も十分期待出来るだけに、中国の経済指標が想定内に収まれば、1,800円の大台回復も見えてきそうだ。

 日経平均をテクニカル的見た場合は、抵抗線である25日移動平均線(17,628円前後)を上回って取引開始が予想されることから、下値支持線は同移動平均が意識されそうで、上値は心理的節目である18,000円前後となりそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、下値は1週間の平均値である5日移動平均線(2,468ポイント前後)が支持線、上値は25日移動平均線(2,524ポイント前後)が目先の抵抗線となり、マザーズ指数は、目先の抵抗線である75日移動平均線(831ポイント前後)を上抜くことが出来れば、次の抵抗線は200日移動平均線(877ポイント前後)になるだろう。

 本日の予想レンジ 17,200円~18,000円。(ストック・データバンク 編集部)

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