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【経済】日銀がマイナス金利導入、その裏側には・・・


 日本銀行は本日開いた金融政策決定会合で当座預金の金利を3段階の階層構造に分類し、一部金利をマイナス0.1%とすることを決めた。市場は「マイナス金利」に過剰に反応し、ドル・円は一時121円42銭まで買われた。

 ただし、マイナス金利の評価については意見が分かれている。欧州中央銀行が行った措置とほぼ同じであり、当座預金に滞留している巨額のマネーを動かすことが第一義的な目的であるが、お金の主な行き先は企業向け貸し出しではないとの見方で市場関係者は一致しているようだ。

 一部の市場関係者は「日銀の措置は米国債を購入して欲しいとの米国の意向を汲んだものではないか?」と指摘している。中国は米国債を段階的に売却していくものとみられており、米国は日本に対してその受け皿になってもらいたいと考えているのではないか?と見ている。
《MK》

 提供:フィスコ

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