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【市況】29日の中国本土市場概況:上海総合3.1%高と4日ぶり反発、証券株に買い


29日の中国本土マーケットは急反発。主要指標の上海総合指数は前日比81.94ポイント(3.09%)高の2737.60ポイントと4日ぶりに値上がりした。上海A株指数も上昇し、85.78ポイント(3.09%)高の2864.76ポイントで引けた。外貨建てB株相場も急伸。上海B株指数が9.49ポイント(2.83%)高の344.86ポイント、深センB株指数が27.55ポイント(2.46%)高の1146.77ポイントで終えた。

中央銀行の資金供給スタンスが支え。中国人民銀行が28日、春節(旧正月)前後の1月29日から2月19日の期間中、公開市場操作(オペ)の回数を増やす方針を明らかにしたことがプラス材料だ。人民銀はこの日も、リバースレポで計1000億人民元を供給。今週は異例の3回オペ実施となった。中長期的な緩和とはならないものの、資金需要が高まる春節前後の流動性が確保できると好感されている。前日までの軟調地合いを継いで小安く寄り付いたものの、指数は上げ幅を段階的に広げた。

業種別では、証券株の上げが目立つ。華泰証券(601688/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇した。直近の下げがきつかったインフラ関連株も急反発。中国中鉄(601390/SH)が9.9%高で引けた。ITハイテク関連株や消費関連株、自動車株、不動産株、運輸株、素材関連株などが幅広く物色されている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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