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【市況】実弾よりも「追加金融緩和を検討する」といったリップサービスに期待/後場の投資戦略


日経平均 : 16953.09 (-88.36)
TOPIX  : 1389.60 (-2.50)

[後場の投資戦略]

 上海指数や原油相場は底堅く推移しており、市場の関心は日銀の金融政策決定会合の結果ということであろう。結果については、ETF(指数連動型上場投資信託)の買い入れ増額への期待は大きく、現状維持であれば嫌気されそうだ。ただし、これを警戒する流れから先物市場では一時16880円まで下げていることもあり、ポジション圧縮は進んでいることから、慎重姿勢は織り込まれている感はある。また、ファナック<6954>により大きく切り返す展開は期待しづらい処である。決算発表の第1弾のピークを迎えることも手掛け難い状況であろう。
 なお、日銀会合では現状維持であれば嫌気されそうだが、米国の3月利上げが意識される中、その前に切り札を出して短期的な上昇にとどまるよりは、良いとの見方。現状維持を嫌気しても瞬間であり、反対に「追加金融緩和を検討する」といったリップサービスによって、3月に向けての緩和期待で下がらない相場展開に期待したい。(村瀬智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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