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【通貨】あすの為替相場見通し=日銀決定会合の結果を注視へ

 あすの外国為替市場のドル円相場は、日銀金融政策決定会合の結果に左右されそうだ。その結果次第で相場は波乱状態となる可能性がある。予想レンジは1ドル=117円70~119円70銭。

 年初から世界的に金融市場が波乱展開となるなか、日銀の追加緩和に向けた期待は高まっている。市場には、「直近の金融市場の波乱は主に海外要因によるもので日銀が追加緩和を実施しても効果は限られる」との見方から、追加緩和見送りとの声は少なくない。ただ一方で、「今回追加緩和を行わなければ円高・株安が進み、デフレ脱却が一段と遠のく」と追加緩和に踏み切るべきとの声もある。こうしたなか、あす早朝に発表される12月消費者物価指数が、日銀決定会合の結果に影響するとの見方も出ている。

 追加緩和が見送られれば、株安とともに円高が進行するとの観測もあり、発表後は値の荒い展開となる可能性がある。今晩は米国で12月耐久財受注の発表などがある。また、あすは日本の12月鉱工業生産や有効求人倍率などが公表される予定だ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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