【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):大日本住友、オービック、サイゼリヤ、スズキ
■大日本住友製薬 <4506> 1,336円 +24 円 (+1.8%) 本日終値
27日、大日本住友 <4506> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の285億円→325億円に14.0%上方修正。増益率が22.2%増→39.3%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。今期業績の上方修正は10月に続き、2回目。北米向け抗精神病薬「ラツーダ」の販売好調など海外事業が堅調に推移する中、研究開発費が想定を下回ることが利益を押し上げる。
■オービック <4684> 6,130円 +60 円 (+1.0%) 本日終値
オービック<4684>が続伸。全般波乱相場にあって海外株市場や原油安の影響を受けにくい内需好業績株として根強い買いを集めている。今年1月から運用が開始されたマイナンバー制度では、マイナンバーに対応したクラウド活用の新サービスを提供するなど対応が遅れる中小企業の需要を取り込んでいる。同社の16年3月期通期の年間配当は従来計画の75円から10円積み増し前期比20円増の85円に増額しており、これも評価材料に。
■サイゼリヤ <7581> 2,427円 +18 円 (+0.8%) 本日終値
サイゼリヤ<7581>が続伸。丸三証券では、海外食材を仕入れる際の決済通貨であるユーロと豪ドルが足元で同社想定(ユーロ136.06円、豪ドル86.55円)より低い水準で推移しているほか、原油安の影響でガソリン価格が低下してきているため、仕入原価低減や乗用車での来店客増加などが期待できると指摘。消費税増税後の実質値下げによる客数回復基調継続などをうけて国内事業の利益率が改善、海外出店加速による業績拡大が予想されることなどから、レーティング「買い」、目標株価3800円を継続している。
■スズキ <7269> 3,613円 +23 円 (+0.6%) 本日終値
スズキ<7269>が続伸。TIWでは、足元販売はインド好調が持続、国内は低迷していると指摘。インド数量増、原価低減により16年3月期第3四半期累計営業利益は2ケタ増益を想定して、株価下落による割高感の緩和に加え、会社側が「今期末までに方向性を示す」とした自己株式処理の不透明感解消のタイミングが近づいていることから、レーティングを「2」から「2+」に格上げしている。
■キヤノン <7751> 3,308円 +21 円 (+0.6%) 本日終値
キヤノン<7751>が続伸。27日引け後に同社が発表した2015年12月期の売上高は前期比2%増、営業利益2.3%減で着地。SMBC日興証券では市場コンセンサスを下回ったことでネガティブな印象としている。またアナリストは同社に対して「弱気」の見方を継続。リポートでは、キヤノンのレーティングは「3」を継続、目標株価を3300円から3000円に引き下げているまた、前日に社長人事を発表。ただ、御手洗氏が引き続き同社の経営に関する決定を行っていくことからノーサプライズだったようだ。
■大東建託 <1878> 14,685円 +90 円 (+0.6%) 本日終値
大東建託<1878>が5日続伸。同社はこの日午前11時30分に16年3月期第3四半期累計(2015年4月~12月)の連結決算を発表。売上高は1兆496億8800万円(前年同期比5.9%増)、営業利益は877億3300万円(同16.4%増)、純利益は599億2400万円(同19.3%増)と2ケタ増益を達成、これを好感している。建設事業は、豊富な受注工事残高を背景とする工事進捗が寄与、不動産事業は「賃貸経営受託システム」による一括借上物件が増加している。通期業績は売上高1兆4313億円(前期比5.8%増)、営業利益930億円(同1.6%増)、純利益633億円(同12.8%増)と従来見通しを据え置いた。
■コーセル <6905> 958円 +5 円 (+0.5%) 本日終値
27日、コーセル <6905> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.69%にあたる100万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月3日から4月28日まで。
■CYBERDYNE <7779> 1,975円 +7 円 (+0.4%) 本日終値
サイバダイン <7779> [東証M]が続伸。27日、中央社会保険医療協議会が、「ロボットスーツHAL(ハル)」を使った治療について、保険を適用することを承認したと発表したことが買い材料視された。保険適用の対象は、筋ジストロフィーなどの難病で筋力の低下した患者が下半身に装着して歩行機能の改善につなげる。医療用ロボットによる治療への保険適用はこれが初めてで、4月から保険が適用されることになる。発表を受け、保険適用によるロボットスーツの販売拡大を期待する買いが向かった。
■伊藤忠商事 <8001> 1,347.5円 +4.5 円 (+0.3%) 本日終値
伊藤忠商事<8001>が続伸。ドイツ証券は27日、同社のレーティングを新規「バイ」とし目標株価を1920円に設定した。商社株は原油や非鉄市況の下落の影響が懸念されているが、伊藤忠は「非資源ナンバーワン商社」を目標に早くから非資源セクターに注力してきた。このため、「コモディティ価格下落による悪影響は限定的」と同証券では指摘している。また、フリーキャッシュフローの増加により17年3月期から自社株買いが実施される可能性がある、ともみている。
●ストップ高銘柄
インフォテリア <3853> 1,529円 +300 円 (+24.4%) ストップ高 本日終値
構造計画研究所 <4748> 1,572円 +300 円 (+23.6%) ストップ高 本日終値
ベリサーブ <3724> 2,162円 +400 円 (+22.7%) ストップ高 本日終値
Tホライゾン <6629> 433円 +80 円 (+22.7%) ストップ高 本日終値
サイバーステップ <3810> 456円 +80 円 (+21.3%) ストップ高 本日終値
など、17銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
27日、大日本住友 <4506> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の285億円→325億円に14.0%上方修正。増益率が22.2%増→39.3%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。今期業績の上方修正は10月に続き、2回目。北米向け抗精神病薬「ラツーダ」の販売好調など海外事業が堅調に推移する中、研究開発費が想定を下回ることが利益を押し上げる。
■オービック <4684> 6,130円 +60 円 (+1.0%) 本日終値
オービック<4684>が続伸。全般波乱相場にあって海外株市場や原油安の影響を受けにくい内需好業績株として根強い買いを集めている。今年1月から運用が開始されたマイナンバー制度では、マイナンバーに対応したクラウド活用の新サービスを提供するなど対応が遅れる中小企業の需要を取り込んでいる。同社の16年3月期通期の年間配当は従来計画の75円から10円積み増し前期比20円増の85円に増額しており、これも評価材料に。
■サイゼリヤ <7581> 2,427円 +18 円 (+0.8%) 本日終値
サイゼリヤ<7581>が続伸。丸三証券では、海外食材を仕入れる際の決済通貨であるユーロと豪ドルが足元で同社想定(ユーロ136.06円、豪ドル86.55円)より低い水準で推移しているほか、原油安の影響でガソリン価格が低下してきているため、仕入原価低減や乗用車での来店客増加などが期待できると指摘。消費税増税後の実質値下げによる客数回復基調継続などをうけて国内事業の利益率が改善、海外出店加速による業績拡大が予想されることなどから、レーティング「買い」、目標株価3800円を継続している。
■スズキ <7269> 3,613円 +23 円 (+0.6%) 本日終値
スズキ<7269>が続伸。TIWでは、足元販売はインド好調が持続、国内は低迷していると指摘。インド数量増、原価低減により16年3月期第3四半期累計営業利益は2ケタ増益を想定して、株価下落による割高感の緩和に加え、会社側が「今期末までに方向性を示す」とした自己株式処理の不透明感解消のタイミングが近づいていることから、レーティングを「2」から「2+」に格上げしている。
■キヤノン <7751> 3,308円 +21 円 (+0.6%) 本日終値
キヤノン<7751>が続伸。27日引け後に同社が発表した2015年12月期の売上高は前期比2%増、営業利益2.3%減で着地。SMBC日興証券では市場コンセンサスを下回ったことでネガティブな印象としている。またアナリストは同社に対して「弱気」の見方を継続。リポートでは、キヤノンのレーティングは「3」を継続、目標株価を3300円から3000円に引き下げているまた、前日に社長人事を発表。ただ、御手洗氏が引き続き同社の経営に関する決定を行っていくことからノーサプライズだったようだ。
■大東建託 <1878> 14,685円 +90 円 (+0.6%) 本日終値
大東建託<1878>が5日続伸。同社はこの日午前11時30分に16年3月期第3四半期累計(2015年4月~12月)の連結決算を発表。売上高は1兆496億8800万円(前年同期比5.9%増)、営業利益は877億3300万円(同16.4%増)、純利益は599億2400万円(同19.3%増)と2ケタ増益を達成、これを好感している。建設事業は、豊富な受注工事残高を背景とする工事進捗が寄与、不動産事業は「賃貸経営受託システム」による一括借上物件が増加している。通期業績は売上高1兆4313億円(前期比5.8%増)、営業利益930億円(同1.6%増)、純利益633億円(同12.8%増)と従来見通しを据え置いた。
■コーセル <6905> 958円 +5 円 (+0.5%) 本日終値
27日、コーセル <6905> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.69%にあたる100万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月3日から4月28日まで。
■CYBERDYNE <7779> 1,975円 +7 円 (+0.4%) 本日終値
サイバダイン <7779> [東証M]が続伸。27日、中央社会保険医療協議会が、「ロボットスーツHAL(ハル)」を使った治療について、保険を適用することを承認したと発表したことが買い材料視された。保険適用の対象は、筋ジストロフィーなどの難病で筋力の低下した患者が下半身に装着して歩行機能の改善につなげる。医療用ロボットによる治療への保険適用はこれが初めてで、4月から保険が適用されることになる。発表を受け、保険適用によるロボットスーツの販売拡大を期待する買いが向かった。
■伊藤忠商事 <8001> 1,347.5円 +4.5 円 (+0.3%) 本日終値
伊藤忠商事<8001>が続伸。ドイツ証券は27日、同社のレーティングを新規「バイ」とし目標株価を1920円に設定した。商社株は原油や非鉄市況の下落の影響が懸念されているが、伊藤忠は「非資源ナンバーワン商社」を目標に早くから非資源セクターに注力してきた。このため、「コモディティ価格下落による悪影響は限定的」と同証券では指摘している。また、フリーキャッシュフローの増加により17年3月期から自社株買いが実施される可能性がある、ともみている。
●ストップ高銘柄
インフォテリア <3853> 1,529円 +300 円 (+24.4%) ストップ高 本日終値
構造計画研究所 <4748> 1,572円 +300 円 (+23.6%) ストップ高 本日終値
ベリサーブ <3724> 2,162円 +400 円 (+22.7%) ストップ高 本日終値
Tホライゾン <6629> 433円 +80 円 (+22.7%) ストップ高 本日終値
サイバーステップ <3810> 456円 +80 円 (+21.3%) ストップ高 本日終値
など、17銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース