市場ニュース

戻る
 

【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は118円台後半で推移か、米利上げ継続への期待で底堅い動きを続ける見込み


27日のドル・円は東京市場で118円45銭から118円04銭まで下落。欧米市場では原油先物の続伸や米利上げ継続を想定したドル買いが観測されており、ドルは一時119円06銭まで上昇し、118円69銭で取引を終えた。

本日28日のドル・円は主に118円台後半で推移か。米政策金利の段階的な上昇への期待は残されていることや原油先物の続伸を意識して、ドル・円はやや底堅い動きを続ける見込み。

26-27日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、政策金利の据え置き(0.25%-0.50%)が予想通り決まった。政策金利の引き上げについては今後入手する経済指標の内容次第との見解が表明されたが、労働市場の改善が指摘されていることやインフレ鈍化への懸念は特に示されていないことから、ゆるやかなペースでの利上げ方針は維持されることになりそうだ。

今回の声明では、「世界経済と金融の動向を注意深く観察し、これらが労働市場やインフレに及ぼす影響を見極めている」との見解が含まれている。世界経済の成長鈍化によってエネルギー価格が大幅に低下する可能性があることや、何らかの要因でエネルギー価格が急騰し、金融市場が大きく混乱するリスクは存在しており、それらに対して米連邦準備制度理事会(FRB)は細心の注意を払うことになるとみられる。

《SY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均