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【特集】フリービット Research Memo(8):2015年4月期の増資により財務体質が大幅に改善


■財務状態

フリービット<3843>の2015年10月末の総資産残高は20,301百万円となり、前期末比978百万円増加した。内訳を見ると、流動資産が現金及び預金(258百万円)、売掛金(368百万円)、商品及び製品(248百万円)等が増加したために前期末比1,384百万円増加した。一方、固定資産はソフトウェア(163百万円)が増加したものの、のれん(212百万円)、投資有価証券(215百万円)が減少したために前期末に比べ406百万円減少した。

負債は前期末比1,019百万円増加し9,688百万円となった。長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が607百万円減少したものの、短期借入金(1,051百万円)、未払い金(817百万円)が増加したことによる。また、純資産は利益剰余金(60百万円)及び被支配株主持分(179百万円)が増加したものの、自己株取得(263百万円)により、前期末比41百万円減少し10,613百万円となった。

短期借入金の増加により安全性を表す指標である流動比率、自己資本比率はCCCの第三者割当増資により大幅に財務状態が改善した前期末に比べ若干悪化する格好となったが、中期的な改善トレンドに変化はない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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