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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,800円~17,200円。

 米ダウ平均は、原油価格が反発したことや、経済指標(1月消費者信頼感指数)の結果が市場予想を上回ったことを好感し上昇。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)395円高と、大きく値上がりして取引を終えていることから、東京市場の日経平均も買い先行から、17,000円の大台前後での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、原油価格上昇の安心感から、幅広いセクターに買戻しの動きが見られる公算だが、今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控え、積極的なポジションを取り難く、また、日銀政策決定会合の結果を見極めたい参加者も多いことから、高値圏では上値は重く、17,000円の大台を挟んでの取引が予想される。

 テクニカル的には、昨日の下落でも5日移動平均線を割り込まなかったことから、当面は同移動平均線(16,700円前後)が支持線として下値を支え、上値は25日移動平均線(17,798円前後)回復を目指す展開を期待されるが、週末の政策決定化合で量的緩和策出るような支援材料がなければ、次の上値抵抗線突破は難しそうである。ただ、一昨日の取引で今年初めてパラボリックが陽転になるなど、小さいながらもポジティブな変化が見えてきたことから、原油価格が下げ止まれば、徐々に上昇波動に移行するだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、引き続きボリンジャーバンドの-2σ(2,368ポイント前後)~-1σ(2,454ポイント前後)のレンジ内取引が想定されるが、昨日の下落は意外と小さかったことから、本日の取引では-1σのバンドブレイクも視野に入ってきそうで、マザーズ指数は、一目均衡表の転換線(784ポイント前後)を支持線とし、上値は一目基準線(819ポイント前後)あたりが抵抗線となりそうだ。

 本日の予想レンジ 16,800円~17,200円。(ストック・データバンク 編集部)

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