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【特集】VTHD Research Memo(6):自己資本比率が35%に上昇、キャッシュも増加


■業績動向

○財務状況
VTホールディングス<7593>の2016年3月期第2四半期末の財務状況は、流動資産は34,822百万円(前期末比1,824百万円減)となったが、主に現金及び預金の増加328百万円、受取手形及び売掛金の減少448百万円、たな卸資産の減少2,467百万円などによる。固定資産は56,264百万円(同139百万円増)となったが、設備投資による有形固定資産の増加962百万円、のれん償却による無形固定資産の減少464百万円、評価損計上による投資その他資産の減少359百万円などによる。

一方で、流動負債の残高は39,737百万円(同2,079百万円減)となったが、これは主に買掛債務の減少4,868百万円、短期借入金の増加1,478百万円などによるもの。固定負債は17,613百万円(同737百万円減)となったが、主に長期借入金の減少462百万円、その他固定負債の減少108百万円などによる。一方で純資産は33,735百万円となり、前期末比で1,131百万円増加した。主に四半期純利益の計上による利益剰余金の増加1,063百万円によるもの。この結果、第2四半期末の自己資本比率は35.0%(前期末比1.7ポイント増)となった。

○キャッシュ・フローの状況
2016年3月期第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローは3,302百万円の収入となったが、主な収入は税金等調整前四半期純利益の計上3,053百万円、減価償却費1,749百万円、売上債権の減少1,310百万円、たな卸資産の減少2,596百万円など。主な支出は、仕入債務の減少4,806百万円などであった。投資活動によるキャッシュ・フローは1,579百万円の支出となったが、主に有形固定資産の取得による支出2,444百万円などによるもの。財務活動によるキャッシュ・フローは1,500百万円の支出となったが、主に短期借入金の増加による収入1,247百万円、長期借入金の減少(ネット)による支出330百万円、配当金の支払いによる支出823百万円、リース債務の返済による支出1,404百万円などによるもの。

この結果、現金及び現金同等物は前期末比271百万円増加し、当第2四半期末の残高は6,328百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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