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【市況】【今日の相場見通し】本日予想レンジ 16,700円~17,000円。

 米ダウ平均は、日欧の追加緩和期待から大きく上昇した反動や、WTI原油先物価格が再び30ドルの大台を下回ったことを懸念し大幅反落。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)340円安と、大きく値下がりして取引を終えているだけに、東京市場の日経平均も売り先行から、17,000円の大台を割り込んでの取引開始となりそうだ。

 一巡後は、週末の日限政策決定会合の前に、積極的な押し目買いを入れ難い中、原油価格の値下がりを材料に、エネルギーセクターは軟調に推移する見通しで、輸出関連株もドルが値下がりしている(円は上昇)点から、処分売り優勢となることが想定され、マーケットは概ね方向感の乏しい展開が予想される。

 ただ、この2日間の値上がり幅が1,000円を超えるなど、相場は下げ止まりの様相を見せており、また、日銀による量的緩和策に対する期待も残っていることから、これまでのようなヒステリック売られ方は回避される見込みで、チャート上の支持線である5日移動平均線(16,722円前後)を、目先の下値メドと意識しながら、17,000円の大台回復を伺う取引となるだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、昨日の取引でローソクの実体により、ボリンジャーバンドの-2σを上抜いてきたことから、本日の取引では-2σ(2,376ポイント前後)~-1σ(2,463ポイント前後)のレンジ内取引となりそうで、マザーズ指数は、一目均衡表の転換線(784ポイント前後)あたりでの攻防戦が意識される。

 本日予想レンジ 16,700円~17,000円。(ストック・データバンク 編集部)

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