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【市況】NY株式:ダウは208ドル安、原油の供給過剰懸念が強まる


25日の米国株式相場は下落。ダウ平均は208.29ドル安の15885.22、ナスダックは72.69ポイント安の4518.49で取引を終了した。サウジアラビアが石油・ガス生産能力への投資継続を表明したことで原油相場が反落し、売りが先行。本日は主要経済指標の発表も予定されておらず、主要企業決算や連邦公開市場委員会(FOMC)を前に手控えムードとなる中、原油相場の下落に伴い、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。セクター別では商業・専門サービスを除いて全面安となり、エネルギーや素材の下落が目立った。

短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、複数幹部の退職が報じられ下落。自動車大手のフォード(F)は日本及びインドネシア事業からの年内撤退を発表し、軟調推移。空調設備のジョンソン・コントロールズ(JCI)は複合企業のタイコ・インターナショナル(TYC)との統合を発表し、売られた。一方で、ファストフードのマクドナルド(MCD)は好決算を発表し、買われた。

明日のFOMCでは、原油相場の下落を受けインフレ率が目標値に達していないほか、欧州中央銀行(ECB)が追加の金融緩和策を実施する可能性があるなかで、連銀が追加利上げに踏み切れると考えているのかどうか、声明文などから読み取れるかが注目点となる。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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