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【経済】想定以上の原油安で日銀はどう対応するのか?


 今週28-29日に日本銀行の金融政策決定会合が開かれる。報道によると、世界経済フォーラムの年次総会、「ダボス会議」に出席した日銀の黒田総裁は23日、「目標としている物価目標の達成に向けて必要であれば躊躇なく追加緩和だろうと何だろうと金融政策を調整する用意がある」と述べている。

 日本の物価動向に大きな影響を与える原油価格は22日の取引で1バレル=32ドル台にまで反発したが、世界的な供給過剰感は消えていない。現在の原油価格は日銀の想定(昨年10月30日公表の展望レポートの中で示された1バレル=50ドル)を大きく下回る水準で推移しており、2016年度における消費者物価コア指数の前年比に対するエネルギー価格の寄与度(日銀による試算では-0.2ポイント程度)は、下方修正される可能性が高い。

《MK》

 提供:フィスコ

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